飲食店で働くデメリット
皆さまお疲れ様です!
本日は筆者が感じた飲食店のデメリットをご紹介します。
業種や経営者の考え方にもよるところが大きいのであくまで筆者の体験でご紹介します。
- 労働時間が長い
- 休みが少ない
- 給料が少ない
- 年配者の雇用先が少ない
- 労働時間が長い
業種にもよるところはありますが、最低でも1日10時間は覚悟が必要です。
筆者は初めての職場はレストランで18時間、次がレストランで13.5時間、次が居酒屋からバー、レストランと展開している会社で10から14時間と店舗により変わり、マネージャーになってからはサラリーマンが出勤する時間までミーティングする事が週に3回ありました。
それでも得たい知識、技術、なりたい自分像に対してやってる事がリンクしているか、常に自問自答を繰り返しやってきました。
もしこれから飲食業に入るつもりの方いましたら、脅しではないので覚悟を持って頑張って欲しいです!
- 休みが少ない
飲食店は過酷で安い賃金の労働のためスタッフがつかず、どこのお店も人が足りないといつも嘆いています。
そして当たり前ですが、飲食店は週末、祝日の連休が稼ぎ時です。
定休日がある店舗はまだ週1回は必ず休めますが、定休日がない店舗は週末や連休にアルバイトの子たちに休まれるとシフトを回せず、社員は休む間もなく気づくと翌週の忙しい週末を迎えます。
筆者は常に週1回休みがあればいい方で、GW、お盆、年末等繁忙期は月に1.5回から2回休めればいい方でした。
- 給料が少ない
製造や配送業と違い、作った分だけ配った分だけ給料が増えるわけではありません。
長時間労働だけど働いた分が給料に反映する事もありません。
残業、休日出勤、という考えはありません。
他のお店の方で残業代が出る飲食店を見たことも聞いた事もないです。
もちろんそのような会社はたくさんあると思いますが筆者は出会っていないです。
ボーナスはお小遣い程度で出てる店舗は見かけますがほぼないです。
30歳手前で誰もが一度、この環境で働いてていいのかな、と不安になります。
- 年配者が安心して働けない
同じ会社でずっと働いてきている方なら、店長やマネージャーを経験して会社のNo.2になってる方も多いと思いますが、幹部のイスは限られているため何歳になってもキツイ現場で働かなければならないという事も頭に入れておいて下さい。
飲食以外の事業を持っていたり、教育係りや開発、マーケティングに携わる事が出来る環境のある大きな会社なら少しは安心できますが、今後高齢者が増え続ける中で果たしてそのイスもあるかどうかは誰も分かりません。
もし40歳50歳で転職を考えた時、よっぽどの知識と技術、業界からの信頼がないといいポストでの転職は叶わず今までと変わらない環境で働く事も考えられます。
筆者の目の前で解雇を言い渡された50代のキッチンスタッフや、厨房で倒れてそのまま亡くなってしまった料理長もいました。
辛い現状をいくつも見てきました。
だからこそ、自分がこれから先どうなっていたいか、その為に今何をするか、筆者も常に考えています。
以上、筆者が15年飲食業に携わって感じてきた飲食業で働くデメリットです。
実はこのデメリット、日々の営業や会社の体質に疑問を持ち、どうやったら良くなるかを考え、自ら動き出し、しっかり会社と話し合う事で全て解決出来るんです!
今の状況を選択しているのは自分です。
会社に頼っていたら何も変わらないどころか時間だけ過ぎて後戻りできなくなります。
先の事なんて分からない世の中ですが、だからこそ「将来、こうなっていたい」という自分の理想像に対して今を全力で生きる事が大事だと考えています。
自分の中のありたい自分になるため、今の会社で学べる、成長できる環境がある方からしたら上記したものはデメリットではなくなります。
もし今の環境に不安がある方、今一度自分自身を見直し、選択して欲しいです。
方向が決まればやるだけです。
考える時間がない方は、どれくらい考える時間があれば考えられるのか、を、考えてください。
その時間の捻出に会社を休んでいいと思います。
それくらい大事な時間です。
心も身体も壊した人を何人も見てきました。
ご自身の納得できる環境で幸せな飲食人ライフを送って欲しいと願っています!